Winnyのプーさん

Yahoo!ニュースの「Black Hat Japan 2006 Briefings 潜入レポート(1)ネットエージェント杉浦氏講演「Winnyのプーさん」」を読んで、気になった部分があったので、今日の更新はコレでいこうと思います。

一部を引用します。

Winnyの現在の状況
3年前のWinny最盛期のメインコンテンツはゲームやアダルト動画、音楽などであったが、現在では一部の地域でしか放映していない、もしくは深夜時間帯に放映されているアニメとなっている模様。たとえば、『涼宮ハルヒの憂鬱』をWinnyで“視聴”していたユーザが約5,000人いたと推定され、このアニメが視聴者数が極端に少ない超深夜帯(東京の場合25:30〜26:00)に放映されていたことを考えると、決して無視できない数字といえるだろう。


Winnyで流通しているコンテンツの傾向
ここでWinnyの技術的な解説が若干加えられた後、流通しているコンテンツについて、著作権的な観点を交えた話があった。それによると、現在のWinnyで圧倒的な人気を誇っているのは、先述の通り普通に視聴するのが困難なアニメで、人気ファイルベスト30を取ると、その90%はこの手のアニメで占められていることが明らかにされた。

著作権的な観点から特に問題視されるのは音楽や映画のファイルで、これらは権利者団体が強力であるために監視も厳しいとのことだった。もっとも、Winny上のコンテンツにもロングテール現象が現れており、少数の特定コンテンツに人気が集中するということは少なく、様々なコンテンツが比較的平準化された状態で存在しているらしい。「このため、著作権侵害による被害額は、意外と少ないのではないか」とのコメントがあったが、これが特に印象的だった。

Yahoo!ニュース - Scan - Black Hat Japan 2006 Briefings 潜入レポート(1)ネットエージェント杉浦氏講演「Winnyのプーさん」http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061102-00000007-vgb-sci より引用。


この記事を読んでふと思ったのは、「涼宮ハルヒの憂鬱」の人気の裏には、P2Pソフトの効果があったのではないのか?ということです。
実際、人気ファイルベスト30のうち90%がアニメで占められているということですので・・・。
これは逆に考えると、アニメを製作サイドが予めP2Pで配布すると全国の人に見てもらえて人気番組になれる(可能性がある)ということでしょうか?
まぁ、実際はそんな簡単なことではないと思いますし、色々問題がありそうですね。法律には詳しくないもので(-_-)
でも、人気アニメという土台を確立すれば、以後は関連グッズで利益の回収が出来ると思うので、P2P配布での配布は悪いことばかりではないと思います、僕は。
全国放送ってなかなか難しいですよね。特に最近の深夜枠のアニメはw