LS-CHLのHDD交換

BUFFALOのNAS、LS-CHLのHDDが壊れました。
〈リンクステーション〉 DLNA/Webアクセス機能搭載 ネットワーク対応HDD | LS-CHLシリーズ
動作中に「カコン、カコン……」と不吉な音が聞こえたのですぐにバックアップを実行しましたが時すでに遅し。
バックアップ実行中にエラーになりバックアップできませんでした。
こうなるともう、中のHDDを取り出してみる他ありません。
LS-CHLの分解方法はたくさんのウェブサイトで紹介されているので割愛します。
NASのHDDはWindowsでは認識できない形式で記録されているのでLinux系OSを利用して読み出します。
今回はUbuntuを利用してコピーを取りました。
一部読み出せないデータはあったものの、8割方救出できたので試す価値ありです。
そうして残ったLS-CHLのケース。
もったいないので別のHDDを入れなおして再びNASとして蘇らせます。
HDDの中にファームウェアが入っているため、再インストール作業が必要です。

準備

以下のファイルを用意
・TFTP Boot Recovery
Downloadbereich
ドイツのサイトです。おそらく、NAS本体をアップデーターに認識させるためのソフトです。
現時点の最新verは1.40
・LinkStationシリーズ ファームウェア アップデーター
ソフトウェア ダウンロードサービス | BUFFALO バッファロー
現時点での最新verは1.71
ダウンロードしたファームウェアを解凍して、"LSUpdater.ini"をテキストエディタで開き、

[Flags]
VersionCheck = 1
NoFormatting = 1

の"1"を両方"0"に書き換えます。

作業

取り付けるHDDはパーティションを削除しておいてください。
フォーマットなどは不要です。

1.NASとPCを接続する

通常のLANケーブルで繋げばOKです。

2.PCのIPアドレスを固定する

イーサネットのプロパティを開き、インターネット プロトコル バージョン4のプロパティを開きます。
そこで、"次のIPアドレスを使う"を選択し、IPアドレス192.168.11.1
サブネットマスク255.255.255.0に設定します。
また、詳細設定よりIPアドレス169.254.10.100
サブネットマスク255.255.0.0の追加を行っておいてください。

3.セキュリティソフトを無効にする

各種ファイアーウォールソフトを無効化します。
うまくいかないときはたぶんここに問題がありますです。

4.TFTP Bootを実行

TFTP Boot.exeを実行します。DOS窓が開くのでそのままにしておきます。

5.NASの電源を入れる

HDDを組み込んで元通りになっているとして進めています。
電源を投入してしばらくすると、赤ランプが6回点滅する状態になります。
ここで本体前面のFUNCTIONボタンを押すと青色点滅に変わります。
点滅が点灯に変わるまで待ってください。

6.アップデーターの実行

ランプが青色点灯に変わったら、ファームウェアアップデーターを実行します。
HDDのフォーマットを行う旨出ますのではいを選択します。
フォーマットが始まり、続いてファームウェアの転送が行われます。
ランプが赤点滅になるまで待ってください。5分ぐらいかかります。
ランプが赤点滅になったらFUNCTIONボタンを押します。
ランプが青色点滅になり、オレンジ色の点滅に変わります。
ファームウェアを書き込んでいるので決して電源を切らぬよう待ちます。
そのまま待っていると再び青色点滅になり、最終的に青点灯になります。
アップデータの画面にも完了した旨表示されているかと思います。

参考サイト様

色々なサイトを見て作業しましたがNASが認識できず…。
最終的にこちらの方法で成功しました。ありがとうございました。
2013年9月5日のブログ記事一覧-黄昏れたフクロウ