HDDの無いTeraStation TS-HTGLシリーズの復活

また性懲りもなく無駄に場所を取るHDDケースを手に入れてきました。
例によってHDD全無しのため起動不可のジャンク品です。
LinkStationのHDD全無しの復活は以前の記事で書きました。
potechi01.hatenablog.jp
今回も同じような感じでファームウェア書き込めるだろうなと思ったのでやってみました。
作業はWindows10にて行いました。
作業前に以下のサイトを参考にしました。
blog.enotai.com
chinekomemo.blog.fc2.com

用意するもの

ファームウェアの解凍と必要なファイルの取り出しはLinkStationの記事とほぼ同じです。
今回のファームでは「uImage.buffalo」はimg化されていませんでした。
適当なフォルダを作ってその中に「initrd.buffalo」と「uImage.buffalo」をコピーしておきます。

起動までの流れ
  1. コンピュータとTeraStationをLANケーブル(ストレート)で直接繋ぐ。
  2. コンピュータのIPアドレスを「192.168.11.1」サブネットは「255.255.255.0」に変更する。
  3. Servaを管理者として実行し、TFTPとDHCPサーバを有効化する。TFTPのルートはファームを解凍したものを置いたところに。
  4. セキュリティソフト、ファイアウォール等を全て無効化して通信を通すようにする。
  5. 空のHDDを4台入れたTeraStationの電源を入れる。

以上が成功していると、ServaのLogが流れていき数分後にTeraStationがEMモードで起動します(NAS Naviから見えるようになる)
ビープ音は画面右のボタンを押せば消えます。
ここで、ファームウェアアップデータ(TSUpdater.exe)を実行する。
実行前に、iniファイルの中身を書き換えておくと良いかも。

[Flags]
VersionCheck = 0
NoFormatting = 0


[SpecialFlags]
Debug = 1

ファームウェア書き込みが成功すると電源が勝手に切れます。
また電源を入れてしばらく待つとアップデート完了になるはずです。(たぶん360秒では終わらないので「はい」で継続させる)
これで、空のHDDだけになったTeraStationが復活させられると思います。
最近の機種は何回かファーム読み出しに失敗すると勝手にEMモードになるらしいですね。
旧機種は少々面倒ですが、再起の道が残されているだけありがたいです。